飽きたら次に行けばいい。つまみ食い英語勉強法のススメ

先日こちらでも書いたとおり、
私は

• 「どんな教材を使うか」
• 「どんな勉強方法を選ぶか」

よりも、

• 「いかにリスニング量・リーディング量をこなすか」 ＝英語に触れてきた総量・累計勉強時間
• 「どうすれば飽きずに量をこなし続けられるか」

が英語学習の肝だと考えています。

というより、

• 【ゴール】：TOEICで９００点を突破する
  • 【戦略】：リスニング・リーディングを合計1000時間行う
    • 【手段】：飽きずに続けられる教材やツールを見つける

という上下関係になっているので、
教材やツールを探すのは枝葉末節です。
遠回りしているように感じられても、自分の性格・行動パターンを振り返り、
「自分にとって、1000時間という膨大な時間を共に過ごせる教材・ツールとは、どのようなものなのか？」を
考えることの方が本質的であり、
結果としてゴールであるTOEIC900点突破への近道になると考えています。

私の場合、

• 飽き性で新しいもの好き
• かといって、内容が薄っぺらいものは嫌い

という性格なので、
以下のような手段をセレクトしました。

• 飽き性で新しいもの好き
  → 【手段】：色々なアプリやPodcastを試しまくる「つまみ食い勉強法」

• かといって、内容が薄っぺらいものは嫌い
  →【手段】：文法の解説書と単語帳だけは、あえて分厚いものを1冊買い、辞書がわりに使う「レスキュー本作戦」

色々なアプリやPodcastを試しまくる「つまみ食い勉強法」

まず、はじめにお伝えしておくと、
「1冊の本、1つの教材だけを繰り返し読み続けて
1000時間勉強しつづけなければならない」
という決まりはありません。

私も根はまじめなので（笑）、
「1冊をコツコツ何度も繰り返し解かなきゃ身につかないのでは…！」という
強迫観念にとらわれていたのですが、
落ち着いて考えると、そんな決まりはどこにもないんですよね。

というわけで、それを逆手に取り、開き直って
こんな風に勉強していました。

名付けて、つまみ食い勉強法

<手順>

「よし、勉強するぞ！(・∀・)」とやる気満々で
英語学習アプリを物色。何となく気になった英語学習アプリAをダウンロード。
↓
1日30分勉強してみる
↓
3日で飽きる
↓
勉強しなくなる
↓
こりゃまずい！と新しいアプリを物色。何となく良さそうだと思ったアプリBをダウンロード。
↓
1日30分勉強してみる
↓
3日で飽きる
↓
勉強しなくなる
↓
こりゃまずい！と新しいアプリを物色。何となく良さそうだと思ったアプリCをダウンロード。
…（以下、繰り返し）

＜解説＞

一見、どのアプリでも勉強が長続きしていない
3日坊主そのものですが、語勉強時間を計算してみると、10アプリ試した場合、
90分×10アプリ＝900分＝15時間も
英語を勉強したことになります。

たった1つのアプリで勉強する期間がたった3日であっても、
累計勉強時間1000時間に向けて、
きちんと前進していることがわかりますね。

アプリでも本でもPodcastでも、新しく手に入れた直後は
「よし、これなら勉強できそうだ！」
「今まで挫折してきたけれど、今度こそは！」と
いうフレッシュな気分に満ち溢れて、ワクワクしているはず。

それが2日経ち、3日経ち…と時間が経過していくと、
フレッシュな気分がなくなり、やる気も消え去ってしまうんですよね。
これはもう、人間の性質なのでどうしようもありません（笑）

だからこそ、
フレッシュな気分が残っている間だけ、頑張りましょう。

コツは、「ダウンロードしたら、すぐに取り組む（問題を解いてみる・音声を聞いてみる）こと」。
「明日からがんばろうとか」、
「あともう2つぐらい、まとめてダウンロードしてからやろうっと」、
と思って後回しにすると、
その分だけ、フレッシュなやる気が薄れてしまいます。

ダウンロードしたら、その場で、即、つまみ食いを開始しましょう♪

なお、私がここでアプリとポッドキャストにフォーカスしたのは、
アプリやポッドキャストは基本的に無料で手に入るからです。

あれこれ次々とつまみ食いしていこうとすると、
当然、つまみ食いする対象をたくさん手に入れなければなりません。
本を使ってつまみ食いする場合、
本を買うのにそれなりにお金がかかります。
英語関連本って定価が高めなので、1冊1600円だとして、10冊つまみ食いしようとすると、
16000円も必要になってしまいます。

その点、アプリやポッドキャストは無料で手に入り、
かつ質も高いものが増えてきています。
また有料アプリを買うとしても、ほとんどの場合、
本を買うより安く済みますので、コスト負担を抑えられます。

さらに言えば、
「アプリじゃなきゃだめ！」とか
「ポッドキャストじゃなきゃダメ！」という決まりもありません。
テレビ、ラジオ、Webサイト等にも目を向けると、
無料でつまみ食いできる優れた教材が
世の中に溢れていることに気づきます。
本当に私たちは、幸せな時代に生きてますね(^^)