大事なのは「勉強方法」よりも、「勉強を続ける方法」
2013/02/27
私はこれまでいろいろな本・教材で英語を勉強し、
どんな勉強法が効果的なのか試してきましたが、
結局のところ、英語を読む力・聞く力・書く力・話す力を伸ばすには、
「時間をかけるしかない」という結論にたどり着きました。
アメリカのライターであり、
「急に売れ始めるにはワケがある(原題:Tipping Point)」の著者としても有名な
マルコム・グラッドウェルは、著書「天才! 成功する人々の法則(原題:Outliers)」の中で、
10,000-Hour Rule(10000時間ルール)というものを記述しています。
これは、
- スポーツ・芸術・ビジネスなど様々な領域で「天才」と呼ばれる
超一流プレイヤー達は、その分野に精通するまでに1万時間、同じことを繰り返している。 - 逆に言えば、どんな人でもある分野について1万時間練習を積み重ねれば、天才と呼ばれるレベルに到達することができる
という理論です。
つまり、英語も1万時間勉強すれば、ネイティブと楽しく会話し、
素晴らしいプレゼン資料を作ることができるレベルになれる、
ということですね ( ˘ ³˘)♪
しかし、たいていの人は、
「英語の天才になる必要はなく、
普通に英語が読めたり話せたりするレベルになればOK」
と考えると思います。
これはあくまでも私の感覚値であり、科学的な根拠はありませんが
「普通に英語が読めたり話せたりするレベル」に到達するために必要な
勉強時間は1000時間だと思います。
(一応算出根拠を示しておくと、
私の場合、累計勉強時間が1000時間を超えたあたりで、
リスニング力もTOEICの点数も、一気に跳ね上がったからです。)
累計勉強時間1000時間に到達するには、どれくらいの期間が必要なのでしょうか?
平日:1時間、週末:4時間の勉強を
1日も休まずに毎日続けたと仮定すると、
1000÷13≒76.9週間≒約1年半の間、勉強すればOK、
ということになります。
「1年半くらいなら頑張れるかも!」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
けれど、残業や飲み会がある日、
すごーく眠い日にも休まずに勉強し続けるなんて、
3日坊主の私には考えられません(*´∀`)(笑)
コツコツ頑張るのが苦手な私は、
英語を身につけるための手段として、
「英語を使わなければ生きていけない環境身を投じること」を選びました。
すなわち、海外留学です。
留学先は当初欧米を検討していましたが、
最終的には学費が安いフィリピンを選びました。
(ちなみに、私が留学していたのはこちらの学校です)
フィリピン滞在中は、1日7時間の授業時間に加え
休み時間や帰宅後のちょっとした日常会話も英語ですから、
英語を勉強しているというよりも、
英語で”生活している”という状態になります。
「ウォーターサーバーが壊れたみたいだから修理してほしいんだけど、
いつごろ対応してもらえそうですか?」とか、
「手を消毒するアルコールがほしいんだけど、どれを買えばいいですか?」とか。
生活していくために必要なコミュニケーションをとるのには、
英語を使うしかないんです。
私はそれまで英会話経験がほとんどなかったため、
フィリピン到着後2週間くらいは、結構苦戦しました。
しかし、そうした苦労の甲斐あって、
フィリピンで英語漬けになった時間を計算すると、
17時間(1日のうち睡眠時間を除くすべて)×28日間=476時間 となり、先に仮定した
「普通に英語が読めたり話せたりするレベル」に到達するために必要な勉強時間:1000時間」の
およそ半分をクリアすることができました。
このほか、
大好きな海外ドラマを200話くらい見たり、
気が向いた時にはTEDを見ながらディクテーションしたり、
仕事で海外のウェブサイトやレポートを読み漁ったりしたことで、
ざっくり500時間くらいは英語に触れていたと思います。
こうして、気が付けば1000時間以上を英語と共に過ごし、
事前勉強もあまりないまま受けたTOEICでも
915点をとることができました。
私の場合、英語を1000時間勉強した という感覚は全くなく、
英語に触れていたら気が付けば1000時間経っていた、という感じです。
リスニングにせよリーディングにせよ、
量をこなせば、おのずと力はつきます。
できる限り効率的に勉強するために、
「どんな本で勉強するか?」
「文法とリスニング、どちらを先に勉強するか?」といった
勉強方法を考えることも重要ですが、
それよりもむしろ、
- 「どうすれば飽きずに量をこなし続けられるか?」
- 「どうすればサボらずに勉強を続けていけるか」
という、モチベーションを維持する方法を考えることの方が、
英語学習で成果を上げるたのポイントだと思います。
私は飽き性なので、
独学で細く長く勉強し続ける方法ではなく、
仕事を中断して留学するという
短期集中で量をこなすという方法を選びましたが、
1人ひとりにとって最適な方法は異なるので、
自分が飽きずに続けていける方法を見つけてください。
モチベーションを維持するための方法については、こちらの本に詳しく書かれています。
10000時間ルールについてはこちらの本がオススメ
原書もおすすめ!マルコム・グラッドウェルの文体は、難単語も多いですが、ユニークでとても刺激的です。
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