企業の生の情報が欲しいなら、”両面型”のエージェントを選ぶべき/人材紹介会社選びのコツ
2017/07/19
前回の記事でちらっと触れた、「”両面型”の転職エージェント」という概念。人材業界以外の人からすると「なにそれ?」という感じですよね(苦笑)
JACRecruitmentなどを代表とした”両面型”転職エージェントと、リクルートエージェントなどを代表とする”片面型”の転職エージェントの違いや、利用者目線で見た時の、それぞれのメリット・デメリットについて、詳しくご説明します!
(参考)前回の記事
外資系・グローバル企業で働くという選択/メリハリをつけた働き方をしたい女性にこそおすすめ! | Brilliant Life
■目次 (さくっと読みたい方はジャンプしてね)
”片面型”と”両面型”エージェントの違い
日本の人材紹介業界No.1である、リクルートエージェント・リクナビNEXTをはじめとする、大手の人材紹介会社のほとんどは、求人を出す企業を担当する「営業」と、転職希望者の相談に乗る「キャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)」を分けていて、それぞれ別々の社員が担当します。これを人材業界の業界用語では、”片面型(片手型)”と呼んでいます。
”片面型”のエージェントって何?―簡単にいえば、分業制の人材紹介サービス
企業サイドだけor転職希望者サイドだけの、片方のみを担当する分業制であるから、片面型と呼ばれるわけですね。
片面型の転職支援サービスは、営業は企業との接点のみ、キャリアコンサルタントは個人との接点のみを持ちます。このため、それぞれの社員に専門性が身につきやすいほか、たくさんの担当顧客をもつことができるというメリットがあります。
しかし、転職希望者からすれば、不利益を被る可能性もあります。具体的には、企業担当と転職希望者担当が別々の人間であるため、転職を希望する方がエージェントに登録し、転職相談をした場合、企業とコミュニケーションをとっている「営業マン」とは会わせてもらえないケースが大多数(*)であり、欲しいと思っている企業の情報をうまく伝えてもらえないリスクがあるんです
*…営業マンが自らサーチして「この転職希望者には、ぜひ自分の担当企業に入社してもらいたい!」と目をつけた場合には、営業マンが転職希望者に直接コンタクトをとり、自分の担当企業に企業に応募してください!とアピールすることもあります。これは、人材紹介会社の営業マンは、自分の担当企業に何人入社させたか?を予算(ノルマ)として追いかけるケースが多く、担当企業に1人でも多く応募・入社させたいという力が働くためです。
もちろん、営業マン⇔キャリアコンサルタント間で情報連携が密にできていれば、企業から手に入れた情報を営業マンがキャリアコンサルタントに共有し→キャリアコンサルタントが転職希望者に伝える、ということができます。
気をつけて!片面型のエージェントを使うことの、知られざるリスク
が、しかし、そういった情報連携が完璧にできている人材紹介会社を、私は見たことがありません。(ちなみに私は約10年、人材業界で働いていました。)
なぜならば、それぞれの主義・主張の対立があるからです。往々にして、営業マンは求人票を出している”企業のため”に動き、キャリアコンサルタントは目の前の”転職希望者のため”に動きます。(もちろん、部署の垣根を超えた、もっと高い視点で動いているイケてる営業・イケてるキャリアコンサルタントもいますが、そんな人は稀です。)
異なるイデオロギーに基づいて働いているので、営業部隊とキャリアコンサルタント部隊は、ソリがあわず情報共有はおそろかになりがちというのが実情。たぶん、どんな会社でもそうだと思いますが、異なる予算や目的を持つ部署同士というのは、だいたい仲が悪いものですよね(^_^;)
よって、「片面型」のエージェントを使って転職活動をしている場合、企業の情報を100%伝えてもらえていない可能性が高いです。
エージェントから提供される情報が不足している・他にも聞きたいことがあるのに教えてもらえない!という場合には、担当のキャリアコンサルタントに「企業担当の営業マンに〇〇と??について聞いて欲しい」などとオーダーするのも手です。
特に、こちらの記事でも触れたように、ぶっちゃけどれくらい英語を使う職場なのか?といった、会社の内部に入らないとわからないようなリアルな情報は、営業マンに動いてもらって企業に聞かないと、手に入りづらい情報です。
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英語の使用頻度など、企業の内情をもれなく知りたいなら
「両面型」エージェントがおすすめ!
というわけで、企業の内情を余すことなく知りたい場合、「片面型」のエージェントを使うと、希望がかなわない可能性があります。
そこで、おすすめなのが「両面型」のエージェントを使うことです。
両面型のエージェントって何?/一人の社員が企業・個人の両方を担当
「両面型(両手型)」とは、企業と転職希望者の両方を一人の社員が担当するサービス形態のこと。転職相談に乗ってくれた社員さんが、実際に企業を訪問し、求人内容や部署の雰囲気などをヒアリングしているので、片面型に比べて、企業の情報が漏れなく・スピーディーに提供してもらえるのが利点です。
もちろん、自分を担当してくれている社員さん”以外”の方が担当している企業を紹介されるケースもありますが、片面型に比べると(職種間のの対立がないので)部署間の情報連携が比較的進んでおり、ロスが少なくなる傾向があります。
片面型のエージェントに比べて、両面型のエージェントはこなさなければならない仕事の幅が2倍になるので、社員一人あたりが担当できる企業数・転職希望者数が少なくなります。このため、大手の人材紹介会社は、経営効率の良い「片面型」モデルで運営しているのが一般的です。
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業界でもめずらしい、”大手×両面型”のJAC Recruitment
JACRecruitmentは業界でもめずらしい、”大手かつ両面型”のエージェントです。JACの利用者(転職希望者)は、大手ならではの保有求人案件数や、豊富な成功事例に基づくノウハウと、両面型ならではの情報提供の品質というメリットを享受できます。
JACは大手かつ両面型ということに加えて、外資・グローバル企業に強いという特徴があります。
人材紹介会社・転職エージェントはたくさんありますし、”外資への転職”という切り口だと、ロバートウォルターズやマイケルペイジ、インテリジェンスグローバルサーチなども有名ですが、「外資・グローバル企業に転職したい」という基本的な希望に加えて、
- 「部署ごとの英語の使用頻度や人間関係など、企業の内部情報を細かく知りたい」
- 「そもそも外資やグローバル企業で働いたことがないので、社風に合うかどうか不安。」
といった場合には、実質、JAC一択でしょう。
人材業界をいろいろ見てきましたが、私がもし、次に外資への転職にトライするのであれば、JACを利用すると思います。
>>外資系・グローバル企業への転職に強い!JACRecruitmentへの無料会員登録はこちら
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